成功する塾の開業をサポート|TOP > 塾・スクールのスタイルに最適なレイアウトを
塾・スクールの開業にあたって、第一に検討するのは「誰に何を教えるのか?」ということです。ここでたとえば、小・中学生に主要5科目を教える学習塾に決まったとしましょう。そうしたら次に決めるべきは、「どんなスタイルで教えるのか?」ということです(これは、「教育方針」「経営方針」と言い換えてもいいかもしれません)。この「スタイル」によって、教室のレイアウトも変わってきますので、塾・スクールの開業をお考えの方は、以下のどのスタイルに当てはまるのかご確認のうえ、レイアウト設計の参考にしてください。
補習塾というのは、学校の授業についていけない生徒さんを対象とした塾です。学校での勉強を補うための塾だとお考えください。使用する教材は学校の教科書で、授業内容は、学校の授業の疑問点を解消することが中心となります。
- レイアウトは?
- 教育方針を「補修」に限定している分、比較的小規模な塾・スクールで、生徒さんも少なめになります。勉強に対して不安・コンプレックスを持った生徒さんが中心になりますので、先生との距離が近いレイアウトが理想です。
補修塾が「補う」塾だとすると、進学塾は「上積みする」塾。生徒さんの志望校合格を目的にしていることがほとんどで、使用する教材も学校の教科書よりもレベルの高いものになります。授業内容も応用的で実践的。また、勉強とともに受験に対する心構えなども教えます。
- レイアウトは?
- 補修塾と同様に教育方針を限定しているため、比較的小規模な塾・スクールになりますが、生徒さん同士の競争意識をあおって意欲を高める工夫も必要になりますので、柔軟にレイアウトを変更できて、なおかつキャパシティーも広めのほうが望ましいです。
総合塾は、補習塾と進学塾の両方の性質を併せ持った塾。補修塾や進学塾と異なり、生徒さんのレベルも志望校もはまちまちです。補習コースと進学コース、志望校別、科目別などコースを分けているところが多く、生徒さんの様々な目的に対応できるようにしています。
- レイアウトは?
- 総合塾は間口が広いため、多くの生徒さんが集まります。そのため、教室も比較的大人数・大規模になる傾向にあります。授業では、黒板やホワイトボードを使うことがほとんど。ある程度の人数を収容できるスペースが必要ですが、遠い席でも黒板の文字が読めるようにレイアウトには配慮が必要です。
その名のとおり、個別で指導する塾です。上述の3つのスタイルと違うのは、生徒さんに対して同時・一斉に授業を行わない点にあります。先生が生徒さんを別々に見るため、生徒さんは自分のレベルに合った指導を受けることができます。
- レイアウトは?
- このスタイルでは、先生が生徒さん一人ひとりに個別指導を行うため、教室が細かく仕切られているのが特徴です。生徒さん一人ひとりが集中して勉強に取り組める個室空間をつくるのが、レイアウトのポイントになってきます。
今、急増する個別指導塾
近年、全国的に個別指導塾が増加しています。生徒さんにとっては、自分に合った指導を受けられるのがメリットで、丁寧な指導が行き届くことから親御さんにも好評です。実際に世間のニーズも右肩上がりですが、増加する理由としては塾・経営者側のメリットも見逃せません。
個別指導塾を開業する最大のメリットはコスト面。具体的には、正社員を雇わなくて済むことです。個別指導塾の先生というのは、「家庭教師」と同様のイメージです。先生に、大人数を相手に指導するプレゼン力などは求められないため、大学生のアルバイトでも優秀な人材を獲得できます。さらに、「家庭教師のような手厚い個別指導」スタイルのため、一般的に月謝も高め。先生の人件費をカットできるうえに月謝も高めに設定できるのは、塾・スクールの経営者にとっては大きな魅力です。
どのスタイルの塾を開業するにせよ、やはり事前準備は大変なもの。レイアウト設計や什器の手配など、「よく分からない……」という方は、ぜひ共栄堂までお問い合わせください。